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2004年08月21日

●心(こころ)

 人間として一番大切なもの、それは心だと思う。

 世の中で成功者と呼ばれる人(単なるお金持ちではなく皆の心に残る人)や輝いている人の共通点、それは心ではないだろうか。

 「心は顔(人相)に表れる」、「病は気から」など、心にまつわる表現はとても多い。

 人は体(命、健康、見た目etc)ばかりに気を取られがちだが、その土台となるのは心。これが病んでしまうと、ピラミッドは崩れてしまう。

 当然、成功や幸せは訪れない。


 中村天風の『君に成功をおくる』にもそういうことが書かれているが、

 世界各国で売れた『Geisha, a life』の著者である岩崎峰子さんが書いた『祇園の教訓』という本、これも感慨深いことが多々書かれている。

 祇園ナンバーワンの芸妓としてその世界で多くの人を見てきた目で、成功している人に共通するのは “心” だと説いている。

 ビジネスの世界では「靴を見れば相手が分かる」と言われますが、そうした身だしなみや周囲への気配りにその人の人柄が表れるというのは誰でも聞いたことがあると思う。

 『祇園の教訓』で「なるほど」と思わされた部分の一つを紹介。


 ~お刺し身のツマを残す人には首をかしげます~

 食事の仕方を見るとその人の人柄がわかると言われています。
 お食事の作法にしたがってキチンと食べる方は気持ちがよいものです。まず、お行儀のいい方はお箸を持ちながらお話はなさいませんし、酔っていても作法どおりになっています。ただ、これだけは私の見方なのかもしれませんが、お刺し身に添えられた大根、わさびやみょうがなどの薬味をよけ、お刺し身などお料理だけを食べる方にはちょっと首をかしげたくなります(アレルギーの方は別ですが)。
 実際、そんな方は気風(きっぷ)が悪いように見受けられ、お金を出し渋るようなせこせこしたところがあるようです。お刺し身のツマや薬味は脇役ですが、これがあってこそお料理が引き立つのです。毒消しや防腐の役割もあり、お刺し身と一緒に頂くことで栄養バランスがとれるのです。
 そんな脇役を無視して主役だけを大事にするという人は、仕事や人づきあいの面でも心遣いの欠けた部分があるように思うのは、私の思い込みでしょうか。

 
 「バーでお酒ひとつ飲むにしてもマナーがある」、これが分かってないと欧米ビジネスの舞台ではバカにされるし、商談すらパーになってしまうことがある。

 こう教えてくれたのは、学生時代訪れたミャンマーで同じ日本人の旅人として出会い、2週間寝食を共にした奥宮さんという方。彼は「将来世界を股にかけ、ビジネスで成功したい」と言っていた。

 彼曰く、一流レストランに行って「ウェイターのサービスが悪い」と文句を言う人間は二流であるのだそう。場に合わせた服装、料理の選び方やテーブルマナー、そうした心遣いが出来ていないためにそれ相応の扱いを受けているのだと。

 実際に彼は稼ぎの多くを自己投資として、月に一度は正装してホテルの一流レストランで食事をし、その後はバーでお酒を飲み、そうした作法の面でも勉強を欠かさないそうだ。

 今でもメールで連絡を取り合っているが、連日深夜まで仕事しながらも日々読書は欠かさないという努力家。


 見た目やスキルといったものに人間はとらわれがちであるが、何より大事なのは『心(こころ)』、そういうものを考えた今日一日だった。

 「心の成長」、あらためて自分のテーマとしたいと思う。
 

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