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2004年09月04日

●韓国(かんこく)

 お隣の国、韓国。世間では「近くて遠い国」とも言われている。

 確かに地理的に近いので似ている部分(肌や髪の色、若者の興味、etc)もあるし、文化や歴史の背景から違う部分(政治、社会制度、考え方、etc)もある。


 
 私は韓国が好きだ。

 その理由は食べ物、そして仲のいい韓国人の友達が沢山いること。

 韓国に行くと朝食に焼肉(特に豚肉は格別)そしてビールは基本コース。それでも日本の1/4くらいの値段なので15,000ウォン(約1,500円)くらい。アジュマン(お店のおばちゃん達)は朝から酒を飲むクレイジーな日本人に対して物珍しそうな眼差し。さわやかに韓国語で話しかけてあげると一躍お店の人気者。

 アメリカに居る時も週2~3日は韓国人友達数名と連れ立って韓国料理屋に通っていました。彼らは「No more Korean food ! You are the more real Korean than me !」と飽き飽きしていたが、結局強制連行。

 一番被害を受けたのは「Tomo ! You are my best friend. I'll follow you anywhere !」と言って毎回付いてきていた台湾人の友達Weigun(辛いもの苦手)だったと思う。

 それくらい韓国料理が好きであることと、カタコトのハッタリ韓国語が使えること、おかげで韓国人の友達がたくさん。たとえ国が離れていてもメールや国際電話をくれるので、心としては距離がとても近い。

 これを書いている今、ちょうど韓国の友人から国際電話がかかってきた(テレパシー?相当驚き・・・)。
 
 そんな自分にとっては韓国は「近い国」ですが、やはり日本と違う部分もあります。
 

①兵役

 男性は全員。陸・海・空軍によって違うが約3年間(大学を休学する人も多い)の兵役。軍に入ると年に2~3回しか休暇(外に出られる)が無いため、これが原因で多くのカップルが別れるらしい。

②年齢
 
 韓国人は “Korean age” と称する、彼ら独特の年齢の計算方法を持つ。なので同じ生年月日でも日本人より1~2歳年上になってしまう。

③作法
 
 儒教が根付いているので年上の人に対する敬意の払い方は半端なものでない。また、食べる時に茶碗を持ってはダメであるとか、ビールは途中で注いではダメといったものもある(日本と逆)。

 
 やはり日本と同じ国ではないので他にも違いは多々あると思うが、自分的にはこの3つの違いが印象的である。


 
 今、映画やTVドラマ、サッカーや旅行などのおかげで日本では韓国ブームとなっている。それはそれでとても歓迎すべきことで、これからも両国の交流がますます活発になって欲しい。

 でも、ここでは表面的なブームや目に見えやすい事象にだけに興味を持つのではなく、相手の国について、そし両国が抱える歴史的背景についても理解しようという気持ちが大切だと思う。

 昔、韓国の地下鉄で年配の方に「あなたは日韓併合についてどう思うか?」と聞かれたことがあった、しかも日本語で。また、歴史に関する博物館に行った際にも、年配の男性2人組から「自衛隊を海外に派遣すると聞いたが、日本の若い人はそれに対してどう考えている?我々はいつ日本がまた侵略してくるのかと心配している」と言われた、こちらもまた日本語で。彼らは日本語で無理矢理に日本の国歌や歴史を勉強させられた過去を持っている。

 「そんなの昔のこと。今は時代が違うし、そんなの関係ない」という意見もあると思う。
 
 だが、それが逆の立場だったらどうだろうか?

 昔、韓国に日本が攻め込まれて、韓国の歴史を韓国語で勉強させられ、日本語を使ったら棒で殴られ、工場作業員や兵隊として韓国に連行(拉致)され、そして何ら(公式な)謝罪もなく、補償もなし。そして韓国人の若者は「そんな昔のこと関係ねーよ」と言う。

 
 韓国人の友人達とはバーでお酒を飲みながら色々と語り合った。こうした歴史的背景も含めて。「Tomo, you are Japanese Korean.」という彼らの言葉、彼らと飲んだ夜、酒の味、そうした思い出が今の自分の中にある。

 表面的なブームや文化交流だけで終わってしまっては寂しい。完璧には無理にしても、お互いに理解し合おうという努力は大切、これは誰にでも出来ることだと思う。

 もっともっと韓国と日本が近くなって欲しい。

 お薦めの韓国料理は「Sundubu-chige(スンドゥブ・チゲ)」。
 
 これ無くして韓国料理は語れません。