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2004年12月30日

●先祖(せんぞ)

 世界中の人々誰にも先祖がいて、その先祖がいたからこそ今がある。
 
 そう考えると先祖に対する感謝の気持ちが湧いてきて、自分の先祖つまり自分のルーツに対する興味も強くなってくる。
 
 自分の親を生んで育ててくれた祖父母がいたから今の自分があるわけで、自分の祖父母を生んで育ててくれた曾祖父母がいたから今の自分がある、その連続を考えると命の歴史の尊さを感じる。
 
 人はお墓参りをしたり、日本ではお盆という伝統があり、先祖の魂が存在するのかそれが戻ってくるのかに関わらず、先祖への感謝の念を伝えるという行為は素晴らしいと思う。
 
 先祖を思うことは、自分を大切に、そして周りのかけがえの無い人々を大切に、そういう優しい心が遺伝子に刻みこまれて先祖から子孫へ伝えられているような気がする。 
 
 
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 母方の実家の大分県蒲江町に来た。
 
 蒲江町はきれいな海と豊かな海産資源に恵まれた町。しかし人口がどんどん減って高校が廃校になるほど過疎化が進んでいるのは寂しい。
 
 あと有名なのはキャノン創業者である御手洗毅さんも蒲江町の人で、現在の社長である御手洗富士夫さんも蒲江町で生まれ育ったそうだ。
 
 御手洗さんはお医者さんの家系で、蒲江町には御手洗病院という病院があり、母の実家(旧祖父母宅、今は伯父が在住)のお向かいさん。子供のころ祖母の家に遊びに行って体調を崩した際に、何度かお世話になった。
 
 この小さな田舎町から偉大な創業者が育っていったと考えると、「人間、志一つで何でも出来るものだ」と感慨深くなる。
 
 
 祖父母はもう亡くなっているので、今日は伯母の家に宿泊。
 
 母は8人兄弟(の末っ子)なので、蒲江町には親戚がたくさん居る。でも、母方の従兄弟だけで二十数人いるので、半分くらいの人は顔と名前が一致しない状況。
 
 とりあえず愛娘を連れて地元のマリンカルチャーセンターへ。ここは海に関する自然や歴史、海洋科学などの博物館に加えて、「ふれあい水族館」なるものがあり魚やウミガメと触れ合える。
 
 

 
 
 水槽に穴が開いており魚に直にエサを上げることが出来る
 (表面張力の原理で水がこぼれない構造)
 
 

 
 
 あさひ V.S. ウミガメ
 
 
 
 その後、お寺に行き祖父母のお墓参り。祖父は宮大工でこのお寺の釣鐘堂を造った人(お堂に名前が刻まれている)、祖母は豆腐屋を営みながら親戚の子2人+子供8人を生み育てた人。
 
 祖父は母が高校生の時に亡くなったので会ったことはないが、祖母は12歳の時まで健在だったので色々な思い出がある。事ある度に怒られて、とにかく厳しい祖母でした。でも優しかったです。
 
 
 お墓参りの帰りに別の伯父伯母の家へ。ちょうど伯父(漁師)が漁から帰ってきたのでイカとサバをもらって、泊めてもらう伯母宅へ持ち帰りさばいてもらい一番のお楽しみである夕食。
 
 包丁を入れるまで生きていた魚は刺身に限ります。しかもサバは本当に新鮮でなければ生で食べられないので、都会ではなかなかお目にかかれない代物。
 
 
 

 
 イカの刺身&お初に食します「サバの刺身」、とにかく美味。
 
 
 
 食後は妻と2人で地元の小料理屋へ。皆知り合いの小さな町の飲み屋といった感じで、とてもいい雰囲気。ここのトンコツラーメンが酒の後には格別。
 
 女将さんに「あんた、いつか来たことあるよね?」と言われ、もう3年も前なのにさすが田舎の人はよそ者に敏感と思いながら食すラーメンの味は昔のまま健在でした。
 
 
 いつかこのきれいな海のある静かで小さな町に別荘を建てよう、そう思わずにはいられない一日でした。 
 

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