食べ物は素晴らしい。もちろん我々の生命を支える重要な役割を果たしているのだから素晴らしいのは当然。
しかし、この当然のことをふと考えたのは、食べ物によって新たな発見があったり心が満たされることが最近多いからである。
子供の頃は食べることに対して全く興味を持たなかった(単にお腹が空いたから食べるだけだった)が、大学で独り暮らしの自炊を経験してから“まともな食事”に対する「感謝の気持ち」が芽生えた。
また、学生時代に世界を放浪して出会った各国の食事。その国々の文化や歴史を感じながら現地の人々との交流。食文化に対する「新しい発見」の連続があった。
そして、父方の田舎が大規模な農家であること、母方の田舎が漁師町であることから、食の“生産現場”を目にすることが出来た(幸いにも上質な食材を口にして育つことも出来た)。また、学生時代に1年半ほど働いていた料亭では板前さんの元で仕事をさせてもらえたことで、“調理現場”を目にすることが出来た(当然、その日の食材を使った板前さん直々のまかない飯が楽しみであった)ことから、普段目にする食卓に並んだ料理の裏にある「愛情や想い」をふと意識したりもする。
普段特に何か難しいことを考えながら食べているわけではないが、ふと何か感じてみることで心の満足につながっているのかもしれない。
食という身近な存在を普段と違った角度から感じることで何か新しい価値が生まれるのでは、そう感じることが多い今日このごろです。
馬鹿にされると思いますが(実際に相当馬鹿にされた)、先日タコライスなる食べ物が「たこ飯」(タコの炊込みご飯)でないことをはじめて知りました。
先週、橋本大也さんとランチの約束をしていたので、行ったお店は『Dexee Diner』恵比寿店。尾関氏と大河氏は行きつけ(?)の様子で「タコライス」とオーダー。「おっ、この店、たこ飯があるんかー」と半ば喜びながら当然その自分が思い描いているタコライスをオーダー。運ばれてきた料理は初めて見る食べ物・・・。無知なだけだと思うが、自分にとっては「新しい発見」・・・。
世の中、知らない食べ物がたくさんありますね。世界を旅しながら色々な新しい食文化を発見してみたいと思います。
先日、友達の知逸(ちはや)に言われて見た番組『地球45億年の奇跡Ⅱフードプラネット-食べる惑星-』(制作班の一員として彼女がアフリカで仕事してきた)は、食の重要性を十分に認識させてくれるものでした。
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特に何か発見というわけでもないですが、「最近どうしてるの?」と聞かれることが多いのと、外食も多かったのでお店の紹介も兼ねつつ、今日のお題目に合わせて編集後記。
3/17は伊藤忠商事時代にお世話になった大蔵さんが今年3月末で定年退職されるとのことで送別会へ。女性は結婚すると家庭に入るのが普通の時代に、近くに子供を預ける親類もなく子育てと仕事を両立させて42年間勤め上げたこと、その中にあった心の葛藤などの話を聞いて感動。まさに母は強し、大蔵さん色々とありがとうございました、そして長い間お疲れ様でした。
当日は土佐料理『祢保希』渋谷店へ。畳の上でテーブルと椅子に座って食事を頂く形式で、幕末開国期から明治時代にかけての雰囲気を感じさせるお店。昔の同僚の皆様にも久々にお会いできて楽しいひと時でした。
更に続けて一昨日3/18も飲み。伊藤忠時代の同期である吉岡と神代と『sacra』へ。いつもと同じく熱い夢の語らい。その時ふとしたきっかけで隣のテーブルの方々との会話が弾み、何故かビールを御馳走になってしまう。
そういえば3年くらい前にも大阪の『春駒』のカウンターで吉岡と2人熱く議論していると、隣のおじさんがビールを御馳走してくれた。あの時は結局5時間くらいずっと2人で語り合って(有名店なので外は常に行列・・・)、終いには店の親父さんに追い出されたっけ・・・。
『sacra』を出た後は、尾関氏も合流して『黄金屋』へ。生レバーと沖縄焼酎「残波(ざんぱ)」を頂きながら、皆で語り合う。ふと時計を見ると終電を逃したことが判明・・・。
吉岡は翌日の早朝の飛行機で大阪に戻るとのことで宿泊先ホテルへ。残りのメンバーは尾関氏のレストラン『birth』へ。店長の宮永さんはいつ来ても落ち着いた雰囲気を与えてくれる方です。
結局、神代と2人で閉店の朝まで語り合い、駅前でラーメン食べて電車で帰宅。帰宅後、朝帰り神代は奥様の怒りを買い地獄を見たとのこと・・・。朝まで連れまわしてしまった責任を感じ反省。
ちなみにこの休日は溜まった仕事を前に進めるべく、出社してカップラーメンすすりながら仕事。うーん、不健康・・・。
こうブログに書き並べてみると人間は日々色々なものを食べて生活しているのだなと再認識。今夜は和歌山のお義母さんから頂いたタラバガニで鍋でした。御馳走様です。
しかし、こんなに食べ物のことばかり書いていると、自分が「マズローの欲求階層」の第1レベルに留まっている人間のような気がしてきた。
マズロー(心理学者 1908~1970 アメリカ)
Maslow, Abraham H.
●欲求階層説
マズローは人間の欲求を5段階に分類。
人間は低次の欲求が満たされると、
高次の欲求を満たすように動機づけられているとした。
1.生理的欲求:食欲、睡眠欲、排泄欲など生存に関わる基本的欲求
2.安全・安定の欲求:安全、住居、衣服など
3.社会的欲求:集団に属したり、仲間に受け入れられたりすること
4.自我・自尊の欲求:尊敬されたい、名声を得たいなど
5.自己実現の欲求:自己の能力を発揮して目標を達成すること
でも、先日買った1972年に藤田田さん(日本マクドナルド創業者)が出版した本『ユダヤの商法』(絶版のためプレミアがついて定価の5倍で購入・・・)には、「ユダヤ人はうまい晩飯を食うためにビジネスでの成功に力を注ぐ」とも書かれていたし、食べ物パワーを見くびってはいけないのかもしれません。食いしん坊、万歳。