●アメリカ出張記 -第1日目
砂漠にある巨大都市Las Vegas(ラスベガス)。何もなかったこの地に水道や電気などのインフラを完備した完全なる街が創ったという事実には、ただただ感心するばかりである。
フロリダの広大な湿地に造られたディズニーワールド同様、誰か最初に構想した人間が居たことによって一大都市が出来上がったことに大きなロマンを感じられずにはいられない。
日本を飛び立つこと9時間半、L.A.を経由して更に1時間20分。成田空港で飛行機の故障により離陸直前でターミナルへ引き返し、修理による3時間の遅延。L.A.での乗り換え便の待ち時間4時間、全てを合わせると17時間の長旅となった。
幸い成田からの機内では十分な眠りにつくことが出来た上、読みたかった本を1冊読破でき快適なフライト。L.A.からラスベガスまでの機内では隣り合わせたShurineという米国人女性が色々話を聞かせてくれ、あっという間の到着。Shurineは夫婦で全米を回りながら耳の聞こえない方のための布教活動をしているとのこと。自分が去年滞在していたPhiladelphia在住とのことで話が弾む。
今回で7回目のアメリカ。実に1年5ヶ月ぶりで、その間の生活で英語力が半分以下に低下していることが判明。日本でも意識して何かしなければと痛感する。
ラスベガスは前々から一度訪れたかった街。何がこれだけ沢山の人々の心を惹き付けるのか、何がこれだけの収益を上げている成功要因なのか、本当に興味深い。
ラスベガスに来てまず感じたことは、とにかく暑いということ。砂漠気候で日中は軽く40度を超えており、更に雲一つないため直射日光が凄まじい。そのためラスベガスに来ている人々はほとんどが冷房の効いたホテル内部で時間を過ごす。
そのためショッピングモールやレストラン、エンターテインメント施設までがホテルに組み込まれており、ホテル一つ一つがそれぞれ街になっている。
ホテルの収益源は当然カジノ。どのホテルにもカジノがあり(空港やコンビニにまで併設されている)、しかも中心部に作られているので、ロビーから客室、客室からレストラン、レストランからシアター、どこへ行くにも必ずカジノを通ることになる。
お客に出来るだけカジノでお金を落としてもらうための工夫は凄まじく、基本的にカジノを中心とするホテル内部は外界と遮断されており時計も無いので、24時間雰囲気が同じで時間の経過が全く分からない。そしてカジノ客には無料でお酒がふるまわれるため、判断能力も鈍ることになる。カジノのあらゆるところに現金を引き出せるATMが備え付けられており、まさに万全の体制が敷かれている。しかも、これら全てが至れり尽くせりのサービスに映るため、お客に満足してもらってお金を使ってもらう仕組みが出来上がっている。
そのため宿泊料金は比較的安く、小さなホテルであれば$20~40、大きな有名ホテルでも$60~で滞在できる。
街にはホテル併設のものも含めて大小いくつものコンベンションセンターがあり年間たくさんのイベントや展示会が行われるため、一般客だけでなくビジネス客も沢山訪れ、ホテルの客室稼働率は9割近いとのこと。
気候がら外は暑く、カジノやショー以外にエンターテインメントが無いため、滞在客はホテルの思惑通りにお金を使うより他にない。街全体として本当に優れた収益モデルを確立している。
日本の地方自治体・企業も、地域経済の発展のために何かこうした施策を考えてもいいのではないかと思った。
出張の目的の展示会は明日からであるため、今日一日は時差ボケを直すことと、ここしばらく土日も休めていなかったため久しぶりにオフに徹することに。
遅めのランチは近くにあるExcaliver Hotelのバフェ(約$12)へ。
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投下資金分を回収すべくひたすら平らげる
昼食を済ませ15時頃ホテルの部屋へ戻り、溜まっている本を読書。そして仮眠。
夜はLuxor Hotelのシアターへ向かい、N.Y.のオフブロードウェイで1991年からロングランを続けるほど人気のショー『Blue Man Group』を観賞。
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当日誕生日のお客さんを観客にお祝いさせたり、遅れてきたお客さんが現れるとショーをストップしてお客さんにスポットライトを当てて舞台画面には「Late Arrival !」の文字。
演技や舞台技術も相当レベルが高く、内容もこの上なく面白いが、観客を巻き込んで一緒にショーを作り上げているところが本当に素晴らしい。
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これが本場のショービジネスなのかと感心。本当に勉強になる。
ショーの後はアメリカ西本土で一番高い(高さ350m)といわれるStratsphea Towerへ。
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タワー上部からはラスベガスが一望
最初に言い出した誰か一人の構想がこれだけの大きな街を創り上げてしまうことに、人間が持つ力は本当に大きいものだと思う。反対したり馬鹿にしたりする周りの人達も沢山いただろう、それに負けず構想を実行に移し、そしてそれを実現させたのかと思うと本当に頭が下がる。先駆者とは周りからの非難を物ともせず、周りが不可能を思うことを最後には成し遂げる者のことをいうのだと改めて思った。
ホテルへ戻り、併設の小さなカジノ兼バーへ。小さなホテルであるためカジノにもバーにも昔ながらの古めかしさが残り、大きなホテルと違って地元の人達が友達と連れ添って訪れるアットホームな場所。
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我ら日本が誇るカラオケが米国人にまで浸透し始めていることを発見し驚く
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たった1日の再会のために忙しい合間を縫って、サンノゼから駆け付けてくれた
伊藤忠時代の同期の小太郎(伊藤忠商事→PE&HR→シリコンバレー在住)
明日から再び仕事モード。
灼熱の暑さをものともせず気合を入れていきたい。



