●バイオリズム
人間にはバイオリズムなるものがあると聞くが、今季のイチロー選手を見る限り、それは本当かもしれない。それは占いめいた運・不運ではなくて、人間の核である心身の好調・不調には波があるということだろうか。
いずれにせよ結果を出す人は、バイオリズムがありながらも出来るだけ波が少なく常に高い状態を維持できる人なのだろう。
何故こんなことを考えるのかというと、ここ数日の間あまり調子が上がらない。傍から見て普段とあまり変わらないのかもしれないが、自分で一時期「波に乗っている」と感じていた時からすると明らかにパフォーマンスが落ちている。
自分が理想とする基準が上がったのもあるかもしれないが、人間常に上を目指さなければ成長はそこでストップするもの、それを言い訳には出来ない。
人間が動物と違うところは、自分の感情や判断を再確認して反省および改善をしたり、自分の心との語らいをすることで状態を高めることが出来る点だと思う。その方法は人それぞれやり方があるだろうが、それが気晴らしのドライブであったり、読書であったり、もしくは宿坊(お寺に泊まること)での座禅であったり、色々あると思う。
「24/7(トゥェンティーフォー・セブン)」というが正しくその通り24時間で週7日、全く気を張った状態が続いていることが起因しているのかもしれない。実際、家族と過ごす時間、通勤時の読書の時間、寝ている時まで、事業のことが頭から離れず常に「あれをこうしなければ」などと脳が高速で回転している。
気持ちの切り替えを常に常に行って、自分の最高の状態をいつも維持できる人をプロというのであろうが、そう考えると自分の意欲は高くともそれが空回りしている限りアマチュアに留まるのかもしれない。
そんなことを考えていると、伊藤忠時代の同期である神代から電話がかかり「一緒に帰らないか」とのお誘い。もうすぐZEELに参画してくれる親友(口説くこと承諾をもらうまで半年)。
久しぶりに早めに家に帰って環境を変えて家で仕事をしようと、誘いを受諾。
神代はいつも「おまえ1人でよくあれだけのことをやっているなって本当に感心するよ、普通なかなか出来んよ」って励ましてくれるが、そこが自分の素直になれないところ、理想からすると自分の目標の20%以下としか考えられない。自分はもっともっと出来ると思っているし、現状自分が事業成長の主翼を担っている以上それが出来なければ会社の成長は望めないと思う。
とりあえず帰りの電車でいつも通り色々とアドバイスをもらいながら、互いにブレインストーミングしながら今後の構想を膨らませる。
別れ際に「これを食べて元気出せ」と、欧州出張のお土産に日本ではまずお目にかかれない超高級チョコレートを頂く。
「酒と一緒に味わって」との言葉通り、帰りに冷えたシャンパンを調達し、家に到着。
![]()
伊藤忠のブランドマーケティング事業部でARMANI(アルマーニ)を担当している神代に似つかわしく “ARMANI” のチョコレート(小技が憎い)
![]()
ほろ苦い甘さのチョコレートと辛口のシャンパンの組合せが絶妙
早めに帰ったので、飲みながら久々に妻と会話をする。
ふと、こうしたごく普通のこと(家族との対話)が出来ていなかった自分のゆとりの無さを認識。
「ビジネスでの成功と人生での成功、どちらを選びますか」という質問に対して、人生(=家族、健康、ビジネス、感情、etc...)の一部分であるビジネスで頭が一杯になり、他のことが疎かになっている。
当然、人生の様々なステージにおいてフォーカスすべき部分(今はビジネス)はあるが、トータルバランスを保たなければどこか一つが崩壊すると全ての部分がうまくいかなくなる。
人生の成功者たる理想にはまだまだ程遠い。
「内的な生活を持たない人は、環境の奴隷である」(アミエル:スイス人作家)
自分の高い状態を維持しながら、全ての分野において高いパフォーマンスを出していきたい。



